クセの直し方

クセ毛の方は日本人の約80%らしいです。そう思うとほとんどの人がクセを持っていることになります。強い人も弱い人もいてクセの種類もいくつもあるのですが知っていましたか?今回は少しクセについてお話させていただきます。

まずクセの種類について

このように色々なクセ毛があります。多いのは左上の「波状毛」と言われるクセでうねる感じです。右下の縮毛というのは赤道ふきんの方達のような縮れ毛です。このように「1本1本にクセ」がある事と、それとは別に「生えグセ」と「分かれグセ」などがあります。皆さんはこの中のどれかで困っていたりしますか?こういった髪の毛の対処法について少し説明していきます。

まず1本1本のクセの中でも波状毛の方。クセ毛で一番多いと思いますが、この癖で悩んでいる方で上手くクセを伸ばしきれない方が注意するといいのは、

  • 早めに乾かして自然乾燥にしない。
  • 伸ばしたい方向に引っ張らない。
  • 朝は濡らして乾かしなおしましょう。

この3つで変わってきます。まず『早く乾かす!!』これはかなり大切です。自然乾燥になればなるほどクセが直らないと思ってください。それに『伸ばしたい方向に乾かさない』というのは、例えば前髪を真っすぐ下ろしたいとした時に「下に下に」引っ張って乾かしても上手くいきません。そういう時は「右へ左へ」それでも伸び切らないクセは更に「前に後ろに」と四方八方へ乾かしましょう。そして最終的に下ろしたい方向へ乾かして最後冷風でやってあげると綺麗に伸びてきます。なのでいろんな方向へ伸ばすのが大切です。最後の『朝は濡らしましょう』はそのままですが、塗らさずにドライヤーで伸ばそうとされる方もいますが上手く伸びません。地肌から濡らして乾かしなおしてください。この時はしっかり濡らすほど上手く乾かしなおせます。最初のすぐ乾かすのと同じで水分がある状態から直していかないと上手くいきませんのでご注意ください。

次に捻転毛や連珠毛の方は、一見真っすぐな髪のように見える方もいますし、実際に直毛と混ざっている方もいます。ですが【広がります】。クセ毛って感じじゃないのに広がるなぁー?!みたいな方はこのクセ毛があるかもしれません。こういった方は乾かすときはとりあえず「前に前に」です。髪の毛はつむじから渦を巻いて生えている方向がついていますが、ひろがりやすいところは基本的に前に生えていることが多いです。それなのにいつも乾かすときに鏡を見たりしながらドライヤーを顔の方から当てて「後ろへ後ろへ」乾かしてませんか?これは広がる原因を作っています。オススメは下を向いて上からドライヤーを当てて前に乾かすやり方です。さらに広がるときは「上から下へ」【温風】を当てた後に【冷風】をあてて冷まします。これでかなりおさまり良くなります。そして出来たらすぐにクリームなどのスタイリング剤をつけてあげてください。だいぶ違うと思います。この癖を持っている方は油分が足りないので油分多めのスタイリング剤が良いと思います。

縮毛の方は乾かし方云々ではそう変わらない方がほとんどです。活かしたスタイルにするか縮毛矯正で落ち着かせるかという選択がほとんどになっていしまします。【髪質改善ストレート】でダメージレスで自然なストレートを勉強しましたのでお勧めいたします。

このように髪の毛の形状による注意点も参考にしてみてください。

次に「生えグセ」についてです。生えグセで上手くいかないポイントのTOP2が

  1. ハネる
  2. 浮く

じゃないですか?まずはハネる方から。

左右でいつも違ってしまう・・・。左は内巻きになって右が外ハネになってしまう・・・。こういうお話を良く聞きます。さっきもお話に出ましたが「つむじから渦上に生えている方向がある」という所がポイントの一つです。渦なので、

 

このように方向が逆になる事もあります。言葉にすると「内に入るほうは前に向かって生えている」「外にハネる方は後ろに向かって生えている」という事です。では内にしたかったら??そうです前に向かうように乾かせばいいのです、それも『根元』が。根元が前に向かうように、更にふんわり浮くように上に乾かします。サイドを乾かすのであれば「おでこに向かって乾かす」ようにします。そうすることで前に上に乾いていきます。これで多少変わってくるはずです。もし朝起きた時にハネているのであれば先ほどと同様に濡らしてくださいね。どうしても生えグセの影響は大きいので100%直るとは言えませんが随分とマシになるはずで。そして皆さんが勘違いしてないかな?というポイントは【ハネている毛先を濡らすのではなく、根元を濡らす】ということです。ハネている部分を濡らすのではなく、ハネている髪の毛の根元を濡らす。

あとは浮いてしまう癖ですが

こんな感じで上に向いて生えている方などいます。これは乾かし方というよりもカットの仕方が大きいです。気をつけますので気になる方は教えてください。

最後に分かれグセについてですが、分かれるのはなぜでしょうか?どこに原因があるのでしょう?今までの話と似ているのですが、原因は【根元】です。例えばトップがぱかっと分かれてしまう・・、それは分け目の所の髪の毛の根元が左と右を向いているからです。分かれるところは限られていて「トップ・前髪・つむじ」だと思います。乾かし方としては以前にトップのボリュームを出す乾かし方の時と同様に〖左に向かている毛を右へ〗〖右に向かっている毛を左へ〗と逆に逆に乾かすと分かれにくくなります。つむじであれば四方八方をつむじへむかって乾かすイメージです。そうすることで分かれにくくなりますので一度試してみてください。

最後にこういった『クセ』とうまく付き合うポイントは、《濡れた状態から乾かす》ブラシ等を使うとしても《最初のドライヤーで乾かすときに8割決まる》という部分です。

もしいつもやっているお手入れと違う部分があるのであれば試してみてください。文章ではなかなか分からないことも多いと思うのでまた聞いてください。

関連記事

  1. 紫外線、日焼けの時期が来ましたね

  2. 朝シャン?夜シャン?朝濡らす?

  3. 髪質改善とトリートメントの違いについて

  4. 時短でヘアスタイルを作るには??

  5. 伊藤 敬一と申します。

  6. 「似合う髪型」と「やりたい髪型」

  7. 明るめに白髪を染める方法について

  8. 素朴な疑問?!Q&Aに答えていきます

  9. ハサミのご紹介

  10. コテ、ストレートアイロンの温度

  11. ヘアスタイルのモチが良くなる理由

  12. 冬のヘアライフ