〜秋から冬にかけての髪と頭皮の変化とケア方法〜
こんにちは。
最近「朝起きたときに髪がパサつく」「頭皮がかゆい」「静電気が気になる」といったお声を聞くことが増え、自分自身感じるようになってきました。
空気が乾燥し始め、季節の移り変わりを感じる時期ですね。
この季節は、気温や湿度の変化によって 髪と頭皮の環境が大きく変わるタイミング でもあります。
今日は、そんな時期に起こりやすい髪と頭皮の変化、そして今すぐ取り入れたいケア方法についてお話します。
秋冬にかけて増える髪と頭皮のトラブル
気温が下がり、湿度が低くなる秋冬は、髪や頭皮の「水分バランス」が乱れやすくなります。
特にエアコンの暖房が入り始めると、肌と同じように頭皮も乾燥してしまうんです。
● 髪の毛の変化
- パサつき・広がりやすい
- ツヤが出にくい
- 静電気でまとまらない
- カラーの褪色が早い
夏に受けた紫外線や海・プールのダメージが残っている状態で乾燥期に入るため、髪の内部の水分が逃げやすくなっています。
特に毛先はダメージが進みやすく、まとまりづらくなる傾向に。
● 頭皮の変化
- 乾燥・かゆみ・フケが出やすい
- 皮脂のバランスが崩れてベタつく日もある
- 抜け毛が増える
- 根元の立ち上がりが弱くなる
頭皮は顔の皮膚とつながっています。季節の変わり目で肌がゆらぎやすいときは、頭皮も同じように敏感になっています。
その結果、フケ・かゆみ・抜け毛 などの症状が出やすくなるんですね。
美容師が感じる「この時期の傾向」
サロンにいらっしゃるお客様の中でも、
・ツヤが出にくくなった
・根元の立ち上がりがなくなった
・トリートメントしてもすぐ乾く
といったお悩みを感じている方が多くなってきました。
これは、髪の中の「水分」と「油分」のバランスが崩れているサインです。
乾燥が強くなると、髪の表面を守っているキューティクルが開きやすくなり、内部の栄養がどんどん抜けてしまいます。
つまり、髪も“保湿”が必要な季節なのです。
今すぐ始めたい3つの乾燥対策
1. 保湿力の高いシャンプー&トリートメントへチェンジ
この時期は「すっきり洗う」よりも「やさしく潤す」がポイント。
アミノ酸系や保湿成分配合のシャンプーを使うことで、洗いながら潤いを守れます。
Lilasで使用しているトリートメントは、オーダーメイドになっているので水分補給+油分コートを同時に行うプロセスに変えていたりします。説明不足で伝えられていないことも多いですが、その都度シャンプー後に施術するトリートメントは季節やお客様のヘアコンディションによって変えています。
2. 頭皮ケアをプラスする
乾燥によるかゆみやフケ、抜け毛を防ぐために、頭皮にも保湿が必要です。
「頭皮用ローション」や「スキャルプエッセンス」をお風呂上がりに軽くマッサージしながらつけてあげると、血行が促進されて根元がふんわり立ち上がります。
サロンで人気のヘッドスパもこの時期にぴったり。
血行促進とリラクゼーションで、乾燥によるストレスもリセットできます。
3. ドライヤーの使い方を見直す
高温を長時間あてすぎると、髪の水分がどんどん奪われてしまいます。
タオルドライでしっかり水気を取ってから、温風→冷風の順で乾かすのがおすすめです。(めんどくさいですが・・・。)
毛先には必ずアウトバストリートメント(洗い流さないトリートメント)をつけて、潤いのフタをしてあげましょう。
カラーやパーマをしている方は要注意!
施術後の髪は内部の構造が一時的に不安定な状態。
そのまま乾燥シーズンに入ると、褪色や手触りの悪化が早く進んでしまいます。
そんな方には、サロンでの集中トリートメントをおすすめしています。
髪の内部に必要な栄養と水分を入れ込み、表面を整えることでツヤと手触りが復活します。
定期的なケアで、乾燥シーズンでも扱いやすい髪を保ちましょう。
季節の変わり目に“ちょっとの意識”を
乾燥が気になる時期は、髪や頭皮にとっても負担がかかりやすい季節。
でも、毎日のケアを少し意識するだけで驚くほど変わります。
- シャンプーを保湿タイプに変える
- アウトバストリートメントを欠かさない
- 頭皮にも保湿をプラスする
この3つを心がけるだけで、ツヤ・まとまり・根元の立ち上がりが見違えます。
最後に:美容室でできる季節ケアを
ご自宅でのケアに加えて、
美容室でのケアメニューを組み合わせることで、より早く・長く効果を実感できます。
当サロンでは、
など、この季節におすすめのメニューをご用意しています。
「最近、乾燥が気になる」「頭皮がかゆい」「ツヤがほしい」
そんな方は、ぜひ一度ご相談ください。
今の季節に合わせた最適なケアで、冬に向けて美しい髪を育てていきましょう。
髪もお肌と同じように、季節で変化します。
今から少しずつ、冬に負けない潤いのある髪づくりを始めていきましょう。

