髪のダメージケアについて③ (硬い・太・しっかりした髪の毛編)

髪質も人それぞれで一括りにダメージケアを説明されても自分に本当にあっているの?と疑問が出ます。今回はもう少し細かい髪質などに掘り下げて説明を出来たらと思います。

硬い髪の毛 = 髪の毛のキューティクルの厚み(枚数)が多い

髪の毛が太い = コルテックスと言われる髪の内側にある成分が多い

こういった特徴がまずあります。そこにクセがあるか?ないか?も加わってきたりすると本当に色々な髪の方がいますね。そしてこの特徴の方に共通して言えることはカラーやパーマの髪の毛に浸透して作用するのに時間やパワーが必要になります。硬くてキューティクルと言われる髪の毛の表面にあるものの厚みが多ければ薬が髪の毛の内部に浸透するのも大変です。そして髪の毛の内側のコルテックスに作用してカラーやパーマが作用するのにも多く作用しないと色も形も変わってきにくいです。ここをクリアするために処理剤で浸透しやすくしたりカラーやパーマを強い薬にして結果が出るようにしていきます。そして繰り返していく際も根元からは健康な髪が生えてくるためパワーが必要で、一度カラーやパーマをしたところはそれほど強い力でなくとも大丈夫なのですが、ホームカラーや価格や時間優先のお店とかだと根元も毛先も同じカラーやそれに近いカラーでしていることもありますし(しっかり髪の毛のことを考えてくれる美容室は毛先にはダメージレスに選んでくれます)、パーマではコールドパーマであれば根元と毛先が同じ薬がついてしまいますし、デジタルパーマであれば多少ダメージに合わせて薬も変えることが可能ですがこうやって多くの場合で負担がかかりやすいのでカラーやパーマのやり方次第で痛みが変わってきます。もともと髪の毛がしっかりしている分ある程度のダメージまでは感じないかもしれませんが、ある時から急にダメージを感じてしまったりします。もともと髪の外側(キューティクル)も内側(コルテックス)も多く成分があった分ダメージが進んでしまってから治そうと思ってもなかなか治らないので早め早めのケアで痛んでからするのではなく、常にきれいな状態を維持するようにした方が良いともいます。そしてどういったものを使うか?となった時に「しっとり系」が合いやすいと思います。トップなど根元のボリュームが欲しい方は、シャンプーは「はりこしタイプ・さらさらタイプ」でさっぱり洗い、トリートメントを「しっとりタイプ」にしていくといいです。更に洗い流さないトリートメントで「オイル系・クリーム系・ミルク系」を1種類か2種類使うといいと思います。これはお風呂場でのトリートメントで髪の内部補修をしていき、更に洗い流さないトリートメントで髪の外部補修をして行くというイメージです。髪の内部は水分油分をしっかり補修して外部は髪の毛が水が浸透しすぎないようにケアすることが大切です。その為油分系でやるといいと思います。

 

クセ毛の方はこの特徴に、パサつきやすさやツヤが出にくいことが加わります。保湿やバリアケアがより必要ですし、髪質改善のような作用も足してあげた方が扱いやすく綺麗な髪のなると思います。

 

少しまとめると、カラーやパーマをする方は負担がかかりやすい調合にどうしてもなりやすい現状にある程度痛んでこないと気づけず、気づいたときにはなかなか治りにくいところまで来ている可能性があるので、早め早めにケアをしてく。

あとは履歴など個人差もありますので具体的に何を使うか?などは美容師と相談するといいと思います。

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