髪のダメージケア⑨ (クセ毛の方編)

クセ毛の方は直毛の方と比べて、パサつきやすくツヤが出にくい。それに切れ毛になりやすいという特徴があります。それは、

この写真の2段目の縮毛というのがクセ毛の特徴のある髪の毛になるのですが、丸くなく楕円形になっています。細かく言うと楕円だけでもなく色々な形状をしていて円形とは違ってしまっています。そしてクセ毛の方の曲がっている部分とあまり曲がっていない部分とでは髪の毛の細さなど構造が違います。どういう事かというと髪の毛1本のなかでも細かったり太かったり円形だったり楕円形だったりというものが混ざっている状態です。

ですので薬剤に強いところもあれば弱いところもある。であったりクセが強くてまとまらないところがあれば意外とまとまるところもある。という感じです。髪の毛の1本1本が同じ方向を向いているとまとまりやすいです。それに綺麗に光を反射するとツヤが出ます。クセ毛はもともとこうなりにくいですね。そこへ髪の毛へのダメージが加わることで更に進行していく事になります。例えば虫歯になると歯の一部がかけたように失われてしまうイメージありますよね?髪の毛もダメージするという事はそういうイメージでもともとある髪の毛が歪な形になります。

こういう特徴から「クセ毛さんは痛みやすい」「痛んで感じやすい」となります。

さらに厄介なのは、クセが強い部分は水を吸いやすくなるため湿気などでまとまらなくなりますよね?水を吸ってしまう髪なのです。その特徴も加速します。湿気の影響を受けます。

ダメージケアをして髪が綺麗な状態にしていくのであれば、髪の毛の内側に成分を埋め込んで円形に近づけることと髪の毛を撥水性にして湿気の影響を減らすことが必要です。このためには毎日のトリートメントでしっかり内側に油分が定着するものを使い、集中ケアトリートメントでクセ毛用のを使います。ここまでで内側の埋め込む作業と撥水力を高めます。さらにオイルなどを洗い流さないトリートメントで使いコーティングします。

美容室では通常のトリートメントよりも髪質改善が効果的です。

 

あとはご自身の髪の硬さや太さに応じて少し質感を選んでいただければいいかと思います。

クセ毛の方は特にやりづらさを常日頃感じることも多いと思います。日によって違う。というのが多いです。毎日のケアをしっかりすると毎日がやりやすくなると思います。

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