頭皮マッサージするときは・・

よく頭皮のマッサージをしましょう。という話がありますね。どうやってやったらいいのか?どこをやると良いのか?であったり人によって頭の凝っている場所が違ったりもします。今回は頭皮の場所によって凝る原因の違いやマッサージすることでどういった改善が期待できるか?カンタンにマッサージのやり方についてお話したいと思います。

まずは頭皮の場所によっての特徴について少しまとめて書いてみます。

【症状・原因】

頭頂部(頭の上の部分になります):ここが硬くなってくるのは腸の機能が低下していることが影響しています。便秘や肌荒れが症状として出てきたり、不安を感じやすい状態のようです。庁が原因という事でアレルギーにも影響してきます。真面目な人が凝りやすい??らしいです。

前頭部(おでこの上の部分):精神的な疲労などからくる凝りが原因のようで、営業マン・経営者・カウンセラーのような職業の方は凝りやすいらしいです。疲労感や肩こりに、憂いの感情を抱えてしまう事も。冷え性や顔色が優れないこともあるようです。心配事など心労の絶えない方も要注意です。

側頭部(耳上やこめかみ付近の部分):神経系の疲労や睡眠中の食いしばりや歯ぎしりのクセが原因のようです。頭痛やめまいが出やすく、怒りっぽくなる事もあるようです。ストレスを多く感じていたり、気を張って、無意識に緊張していたりする方はココの凝りが出やすいです。

後頭部(襟足付近から耳後ろなどの部分):眼精疲労や姿勢の悪い方などは凝りやすくなってきます。不眠や疲れ目が症状として出てきます。悲しみの感情に寄りやすいとも言われますので、いつもよりもブルーな気分の時に凝っていたり赤くなっていたりしやすいかもしれませんね。普段からパソコン仕事が多かったり目をよく使う方。スマホを触る時間が長かったり、スマホを見る時に猫背になっていたりしますので注意が必要です。

どれ位が「頭皮が硬い」というか?目安はご自身の『膝(ひざ)』です。膝のお皿と言われるところの硬さと比べて硬いか柔らかいか判断してみてください。

 

このように頭皮の場所によって色々な原因があり違いがあります。そして全身に660個あると言われるツボの内、頭に120個あると言われます。それだけツボが集中している所でもあるのが頭皮です。ツボは「筋肉・神経・血管・リンパ節・内臓」などの器官の働きを促進させる位置にあると言われ、それらを刺激することで全身をほぐす効果があります。基本的には先ほど紹介した「症状や悩み」の解消にはなるのですが、頭皮をマッサージした時に場所によって違う効果についてお話していきます。

 

【改善点】

頭頂部:①百会というつむじ付近のツボが代表的ですが、そこを刺激することで「自律神経を整える」効果があります。それに頭の真上部分などには内臓系のツボも多くそういった部分の働きを促進する効果が期待できます

前頭部:②神庭というツボは疲労回復と気分をスッキリさせる効果があります。それに後頭部ではありませんが不眠症改善も期待でき【老化防止】なんて言われたりもします。(押すに越したことありませんね)③曲差は頭痛や神経痛の改善と言われます。その他にも肩こり、疲労の回復といった事が前頭部をほぐすことで期待できます。

側頭部:④頷厭は偏頭痛やめまい、耳鳴りの改善。⑤和りょうは目の疲れ、目の充血、歯痛、耳鳴り改善です。リフトアップ効果もあるので若々しい表情の為にも大切ですね。

後頭部:⑥かん骨が頭痛の解消・肩こりの改善になり。⑦天注はうなじのコリと肩こり改善。⑧あ門では不眠症の解消。⑨風池で血行促進、肩こり解消、背中の痛み改善。頭痛・眼精疲労の解消などが効果的。シワやむくみの改善も期待できるのでマッサージしにくいかもしれませんがぜひ。全体的に睡眠の質が上がるので冷静に穏やかに物事に向き合えるようになります。

 

そしてマッサージの仕方なのですが、爪を立てずに指の腹で!

  • 早く・鋭く・グリグリ  NG
  • ゆっくり・揉むように・3~5秒かけて  OK

使う指は小指を抜いた8本の指を使い、頭皮全体をマッサージしてください。NGな事をすると「体をほぐす(リラックスさせる)」というよりも「運動(緊張させる)」ように脳が感じてしまうので逆に硬くなります。ゆっくりじっくりでも力加減はほどほどに強くしっかりとしていきます。難しい塩梅ですが意識してほしいです。頭皮表面を傷つけてしまったり、逆に緊張させてしまったりしないように頭皮の表面ではなく奥の方をほぐすようなイメージで『お風呂でのシャンプー中』や『お風呂上りにトニックを付けた後に』マッサージしていくのがタイミングとしてはオススメです。

 

最近は頭皮のトラブルもそうですが「疲れやストレス」を感じていて頭皮が凝っている方も多いように感じています。自分に当てはまるような部分があれば参考にしていただけると嬉しいです。

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