髪のダメージケアについて⑤ (カラーのダメージ編)

いま50%以上の日本人がヘアカラーをしています。ヘアカラーをする事になりダメージが進んでいる現実もあります。カラーはパーマよりも歴史がはるかに古く5000年以上前からだったと言いますが、今のように様々な色を楽しめるようになったのは本当に最近です。昔は今のように化学が進んでいないので自然のものを使い髪の毛に染毛していたという事です。そこからブリーチというものが出来るようになりカラーは大きく変わったと思います。ブリーチとは髪の毛の中のメラニン色素を壊して髪の毛を明るくする行為です。イメージとしては髪の毛に色をのせるだけといのは【黒・茶色】の画用紙に絵の具で色をのせるようなものです。そしてブリーチ出来るようになる事で、【ベージュ・黄色】の画用紙に絵の具をのせたような色の表現が可能になったという事です。

しかし髪の毛に色をのせるだけであればダメージもほとんどなく、ものによってはトリートメント効果を見込めるものもありますがブリーチ作用をカラーに求めていくとメラニンのダメージだけではなくカラーが髪の毛の中に浸透させるための表面(キューティクル)へのダメージやメラニンのまわりにある油分などの成分へのダメージが加わります。このせいで加速的に髪の毛が痛むことになります。

中にはカラーよりもパーマの方が痛むように感じる方もいるかもしれませんが、パーマは動きが出る為のパサつきや曲げることでの髪の毛のしわが発生することでダメージを感じやすいです。ですが髪の毛の成分を壊す力はカラーの方が高いと言われます。ただカラーは染料自体が油分の為、染まるという事は油分が髪に入るという事でもある為に染めてすぐはダメージを感じにくいかもしれません。時間がたち色が抜けていくに従い髪の毛のダメージが強くなるように感じます。

 

こういった背景がある中で、カラーでのダメージをケアするときに考えることは髪の毛の表面のケアをする事で中の成分が抜けないようにしていく事と同時に髪の毛の内部にも入れるという事ですね。もし髪の毛の内部のケアしか出来ていないとしたらトリートメントが入っても、シャワーで流すときにトリートメントと一緒にカラーも外へ出ていく可能性が高いです。これはメイク落としと同じ原理でファンデーション(油分)をクレンジング(油分)で落とす、油分どうしは吸着する為くっついて流れ出てしまいます。トリートメントの効果が半減しているようなものです。集中ケアのトリートメント、一週間に一回やるようなものや洗い流さないトリートメントなどで外部ケアをしっかりしましょう。

ここまでカラーの嫌なことばかり書きましたが、カラーを楽しんでほしいですしこの先も綺麗な髪質を維持していってもらいたいのでケアは頑張りましょう。

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