時短でヘアスタイルを作るには??

髪の毛はおしゃれの一つですが、服を選んで着るのと違って自分で作っていく必要があります。毎日朝からヘアスタイルを作っていくのですが上手くいくと一日気分が良くて失敗すると一日ブルーだったりと・・・一喜一憂してしまいますよね。もちろん上手に決まる事が大切ですが、もう一つ大切なのはカンタンにできる『時短』スタイリングが出来たら良いですよね?早く決まる為に必要なことを乾かし方や、意外な要因もあるので紹介していきます。

まずは乾かし方でどうしたら早く乾くのか?色々とポイントがあるのですがこちらです。

  • どこから乾かした方が良いか?
  • 人によって違う乾かし方を知っているか?
  • 夜のお手入れ、朝のお手入れ

この辺りについて掘り下げていきます。

まずは『どこから乾かした方が良いか?』ですが、ほとんどの方は聞いたことがあるかもしれませんね「まずは根元から乾かしてくださいね」と美容師もよく言ってます。「根元」から乾かしたほうがいいのですが根元とはどこかというと【地肌の付近から】という感じです。

なぜ根元から乾かした方が早いのかというと毛先は乾きやすいことが多く、根元から乾かしていると毛先にもドライヤーの風は勝手に当たってしまうので「根元を乾かしているようで毛先も少し乾かしている」という状態になります。それに毛先から乾かしていくとオーバードライ(乾かしすぎ)の状態にもなってしまい髪の毛が痛んでしまいます。

根元の乾かし方は頭皮付近をほぐすようにパラパラと乾かしていくのと、髪の毛をめくりながら根元に風を入れていく方法とあります。ボリューム感を出したかったり毛先をばらけさせたい時はほぐすように乾かすといいです。逆に毛先や髪の毛全体にまとまりが欲しい時はめくりながら風を入れて毛先が散らないようにするといいですよ。用途に合わせて『根元から乾かして』いきましょう。

 

次に自分に合った乾かし方をしているか?です。自分の髪質やクセ、今のスタイルにあった乾かし方になっているか?で早く狙ったヘアスタイルになるか変わってきます。

何のために時間をかけてるかというと良い感じのヘアスタイルになるようにブローしていますからね。

「良い感じになるか?」「狙ったスタイルになるか?」という所なのでそのスタイルにする為の方法を知っていた方が最短でブローできるはず。さっきの根元の乾かし方でも「動きが欲しいか?」「まとまりが欲しいか?」で違ったり、前に乾かした方が良いのか?後ろに乾かした方が良いのか?右か?左か?もしかしたら前に乾かしておいてその後右に乾かして最後は後ろだったり。。。乾かす方向にも意味があります。

適当に乾かすだけ乾かしてからボリュームを出すようにするよりも、最初からボリュームが出やすいように乾かした方が早いですよね?なので最初からそのスタイルになるように乾かす方が早くスタイリングできるようになりますよね??

あとは自分の髪質に合わせてです。残念なことに「自分の頭」を自分の“目”で見ることは出来ません。合わせ鏡とかをしたら見えるところもありますが全部は見えないですね。なのでどこにどういったクセがあるか?生えてる方向はどうか?など〖自分〗の頭なのに分からないことは多いんです。

「いつもこうなっちゃう・・・。」絶対なんかありますよね???いつも右側だけはねちゃう?襟足がまとまらない?前髪が分かれてしまう?トップが分かれてしまう?何か理由があるはずなんです。見えないところは特に自分では原因が分からないことも多いです。そういったところも確認しながら乾かし方を覚えていくと「いつもこうなっちゃう」が変わるはずです。そしてさっきの《スタイルに合った乾かし方》と《自分のクセや髪質に合った乾かし方》をMIXして『今の自分に合った乾かし方』をしていけたら早くなります。

僕たちがお店でブローさせていただくときは仕上がりを意識して最短で出来るように考えながらやってますので見てみてください。そして知りたいことがあったら聞いてくださいね。

 

乾かし方の最後に「朝と夜の注意点です」キーワードは≪朝の為に夜はしっかりと»≪濡れてないと形は変わらない»です。

まず夜の乾かし方次第で朝の状態が違いませんか?ほとんどの方はそうだと思います。

日本人の8割のクセがある方は絶対そうだと思います。朝の時間が惜しいのであれば夜にちゃんと乾かしましょう。そしてベース剤(洗い流さないトリートメント)をつけたほうが崩れにくいです。

更に早めに乾かしだしてください。

時間がたつと自然乾燥になってきている所としっかり濡れている所でクセの差が出てきて乾いたときに違いが出ます。特に前髪やトップなど髪の毛が乾きやすい所や毛の細いところは特に違うと思います。これも水分の量で変わるのが原因です。

朝は霧吹きで直したいところをシュシュっと湿らせましょう。水分がないと直りません。そしてよく言いますが「毛先よりも根元を濡らしましょう」。結構髪型のほとんどが根元の髪の毛が原因で崩れていることが多いです。改めて考えてみると、寝て起きた後の朝ですよ!絶対根元がつぶれたりするじゃないですか?!気になる箇所の髪の毛をつかんでグググっと持ち上げて根元にシュシュっとします。そして乾かしなおすと全然違いますよ。僕個人の意見としては〖前髪〗〖トップ〗〖寝ぐせのついたところ〗は最低でもやるといいと思います。

長くなりましたが乾かし方はこういったところを《少しずつ》でいいので意識していくといいですね。

そして意外な部分として【アンチエイジング・ダメージレス】というのも時短に重要です。なぜかというと健康な髪の毛は『水をはじく』性質があります。それに対してエイジングしてきて弱くなった毛やダメージして弱くなった毛は『水を吸い込む』髪になってしまいます。

こうなると1本1本の髪の毛同士がくっついて乾きにくくなります。髪の毛がバラバラになると乾くんですが、もしかしたらトップやつむじ周辺がなかなか乾かないという経験はありませんか?僕の奥さんも言ってましたが、これはエイジングで弱った髪の毛が乾きにくくなっている状態です。困ったことに乾ききるとパサッとするんですけどね。

最近のトリートメントは「髪の毛を疎水化させる」とよく言います。これは健康な髪の毛のように水をはじくようにしてくという事です。ちなみに奥さんは髪質改善をした後は乾くのが早くなると言ってました。健康な髪の毛をキープすることが時短に繋がりますよ。

まとめると、「乾かし方」「健康な髪の毛」が時短にとって大切です。両方とも急には変えられないかもしれませんが少しずつ良くなれば少しずつ時短になっていきます。頑張りましょう。

ダメージレスの部分では「髪の毛の処方箋」始めましたので、ぜひ一度お試しください。

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