「トリートメントをしますね。」
と一言に言っても色々あります。
ですがお客様にとってのトリートメントをしたい!という気持ちは同じような感情のように感じます。
〖髪の毛を良くしたい!!〗と。
少し大きく言いすぎましたかね?
サラサラにしたい、ツルツルにしたい・・・・手触りを良くしたい。
パサつきを抑えたい、広がりを抑えたい・・・・まとまる髪にしたい。
艶が欲しい・・・・髪の毛が綺麗に見えるようにした。
この辺りになるのでは?
欲を言えば、クセを抑えたい。(これはストレートが必要なのかな?)のようになります。
トリートメントは、これが出来る成分を髪の毛に足すことを言います。
そしてそれが【抜けない、抜けにくい】事がモチが良いという事になりますね。
トリートメントをするからには、いつまでも触っていたいような望んだ髪質になりそれが長い時間続いてほしいのは
当たり前ですよね。
一つ理解していただきたいのは、美容師も同じ気持ちです。
これを実現していくには、美容師の知識と技術+お客様の知識とお手入れ。になります。
何かしらの原因で、理想の髪よりも髪の成分が減っていたり多かったりするのが髪質が悪い状態です。
イメージしていただきたいのが、髪の毛が普段の日常生活でどうなっているか?です。
髪の毛を顕微鏡で見るとこうなってます。ひだひだとしているのがキューティクルというものです。
これがダメージすると
このようになります。
表面のキューティクルが剥がれそうになってます。
もしお肌がこうなってたらどうなりますか?ザラザラしますよね?カサカサしますよね?
このキューティクルが髪の毛の蓋のような役割にもなるので、蓋が空いてしまえば
更に髪の毛の中の成分も少しずつ外へ流れて行ってしまいます。
これは髪毛のキューティクルをあえてめくった状態です。
繊維質のものと、見てもわかりづらいですがその間には油分や水分など繊維質の接着剤のようなものがあります。
こういったものが徐々に無くなっていくのがダメージです。(油分水分が減り乾燥する。乾燥から静電気もでて絡まる広がる)
まずカラーをするにもパーマをするにも、急に髪の毛の中が変わるわけではありません。
当然外側から浸透していくので、キューティクルから影響を受けていきます。
言い換えるとキューティクルから痛んでいきます。(艶が無くなり手触りが悪くなる)
艶と手触りが悪くなり、だんだんパサつきやまとまりの悪さが出てくる。といった感じです。
艶や手触りをケアするのであれば髪の毛の表面のケアをしていく必要があります。
パサつきや広がりを抑えるためには油分と水分を髪の中に戻す必要があります。
そして、髪の毛の表面にしっかりと蓋の役割をさせてあげて中に戻した油分と水分が抜けないようにします。
説明するとこういう事なのですが、分かりにくいので生活に置き換えます。
美容室でトリートメントをしてもらうと良くなりますね。
健康な髪に戻すために水をはじく性質に髪をしています。簡単にいうと油分の膜で髪を覆う感じですかね?
だから家でこの膜をはがしてしまうとトリートメントの効果がすぐなくなります。
シャンプーが一番大きな部分です。頭皮の汚れ(不必要な油分)を洗うシャンプーです。
洗浄力が強ければトリートメントを取る力も強いことになります。
だからお客様に一番気を付けてほしいのは「シャンプー」なんです。よく美容師にも言われると思います。
ただ難しいのは、シャンプーに油分を入れれば簡単にツルツルした感じになるので、
洗浄力が強いのか?どうか?分からない事です。
僕がおススメするのは、やはり処方箋だと思って信頼する美容師の勧めるシャンプーを使う事です。
それが一番髪を綺麗にキープできるコツです。
お客様の要望に合わせてするオーダーメイドトリートメント【Oggi Otto】を使ってます。
細かく成分が分かれているので人によって仕上がりの差が出るのが難点ですが、
結果も出ます。それでお客様の髪に必要なケアをしてお家のケアでトリートメントが持つように頑張ってほしいです。
なかなか全てをお伝え出来ず、もっと髪を良くするコツはあるので、直接聞いてください。
くどいようですが、美容師もお客様の髪が綺麗になることを望んでいます。
一緒に作っていきましょう。