美容院でカラーして、その色をなるべく長く楽しみたい方は多いはずです。
色々な原因で抜けていってしまうのがヘアカラーなので、色モチのコツも人それぞれです。
何をしたら色が長く楽しめるのか?をご紹介したいと思います。
- 健康な髪の毛ほど色モチが良い
- 同じ色を続けていくと色モチが良い
- 洗浄力の弱いシャンプーのほうが色モチが良い
- 紫外線に当たらないほうが色モチが良い
- アイロンなど熱を加えないほうが色モチが良い
など色々とあります。
まず・健康な髪ほど色モチが良い部分についてです。
カラーは髪の毛の内側に色素がくっついて色が見えています。
髪が痛むとまず表面のキューティクルがダメージを受けてしまっています。
このキューティクルが髪の毛の蓋の役割もしているので、痛んでいる髪の毛だと
中のカラーの色素も外に出やすくなります。なので痛んでいる部分の方が色モチが悪くなるのです。
そこで髪の毛を健康な状態に、ダメージケアをするといっても特に髪の毛の表面のケアをします。
よく美容師の中では【撥水性】というのですが、水をはじく性質に髪の毛をケアします。
分かりやすいところだと油は水を弾きますよね?髪の毛の表面に油分を定着させてあげることが大切です。
でも注意していただきたいのは、〖シリコン〗は良くない!!など聞いたことがあると思いますが、
物によってデメリットもあるという事です。安心して使えるものをプロに紹介してもらってください。
(シリコンも全部ぐが悪いわけではありません、シリコンにも種類がたくさんあります。)
こうして髪の表面を撥水性にしてあげることで、お風呂場などで髪の中の色素が髪に含んだ
水と一緒に流れていってしまうことを防げます。そうして髪の毛の中にカラーを残して色モチを良くしましょう。
後は美容師が、髪の毛に最低限のダメージで最高の色を髪にのせられるか?ですね。
強い力のカラーを使えば、出来上がったカラーリングにブレは少なくなります。
簡単に言うと、下手くそでも上手に染めれます。(カラーの調合にもいろいろとやり方があります。)
でも髪にも負担がある為、その綺麗なカラーも長くはもちません。
信頼できる美容師に相談して、この先もずっと綺麗が長持ちするカラーを
一緒に作っていってください。
そして次は・同じ色を続けていくと色モチが良い。という部分です。
カラーは抜けるといっても、髪の毛の中に入った色素が全て出てしまうわけではありません。
どれだけキンキンになって抜けたー!ってなっても少し色が髪の中に残っています。
なので、同じ系統の色を重ねていくとその色が少しずつ蓄積されて色モチが良くなっていきます。
美容院に行けばなんでも出来る!というわけではなく、その方の髪質や、今の髪の状況では出来ないこともあったりします。
それでも〖今はできない〗ということだと僕は思ってほしいです。やり方によっては次は出来るかもしれないですし
何回かしていくことで段々と理想に近づいていくということも多いです。
なので、美容師と相談しながらどうしていくのかの方向性を考えていってもらうといいと思います。
次は・洗浄力の弱いシャンプーのほうが色モチが良い。という部分についてです。
カラーの色素も油分です。ジアミンという油分なので油分を取る洗浄力が多いとカラーも分解されて
外へ出ていきやすくなります。これもどれが色モチのいいシャンプーなのか?
分からないことも多いので、プロにオススメを聞くといいと思います。
間違いのないのは、シャンプーがホームケアで一番色モチに関係するという事です。
最後に・紫外線や熱についてです。
この二つは色素が抜けるというよりも、変色するため色が抜けて感じます。
紫外線は帽子や日傘など、当たらない努力と紫外線カットのスプレーなどもあるので
毎日のケアで防いでいきましょう。
ちなみに日傘も内側が黒いもののほうがより良いようです。
アイロンなども、高温すぎるのは控えましょう。180℃ぐらいがオススメです。
低すぎて長時間になってしまうのも良くないと思います。
少しずつ髪の毛を取り短い時間で巻きあげてあげるといいと思います。
染め方でも色モチが違うので、僕は根本と中間と毛先の三段階で髪の毛を見ています。
そこに合わせて最低限の力で最高のパフォーマンスが出来るように努力しています。
そして、カラー前・カラー後の髪への処理でも色モチが変わります。
カラー前にはこれから塗るカラーの負担を必要以上かけないためにトリートメントをつけて、
カラー剤やカラー後にも枝毛などを90%抑えられる処理をします。
そして流す前に、カラーの悪い成分を約80%ほど中和させるトリートメントをして
家に帰ってあからのダメージの進行を抑えることで色モチが上がるようにしています。
出来る限りの工夫をして、いつも綺麗でいてもらえるといいな。と思っています。