髪のダメージの90%が家で起きているみたいです。

髪の毛のダメージが気になるという方はどれぐらいいるのでしょうか?意外と少ないですかね??それでも60~70%ぐらいの方は自分の髪の毛のダメージを気にされる方がいらっしゃると感じます。そして『髪の毛を痛ませたくない』という方はほとんどの方がそうだと思うので、今回は髪の毛が痛む原因について掘り下げてみようと思います。

まず髪の毛が痛むという事がどういった状態をいうのか?をはっきりしないと話がズレてしまう可能性もあるので、少し硬いですがダメージが何か?を定義してから話を進めますね。

髪の毛が「痛んだ」と感じる時の髪の状態は何がありますか?

  • 髪が引っかかる
  • パサつく
  • 枝毛
  • 切れ毛
  • 色が抜ける

この辺りでしょうか?一つずつ見ると「髪が引っかかる」のは髪の毛が絡まるからで、原因は髪の表面が崩れてきたり乾燥することで静電気が出たりするからです。「パサつく」のは髪の毛の内部の油分や水分が減るからで、「枝毛や切れ毛」は髪の毛の外側も内側も消耗してしまい元の形をキープできないぐらい成分が減っている状態。「色が抜ける」のはカラーをしたときにカラーの染料がくっつく成分が少ないためもともと染料が定着しにくいのと、髪の表面が崩れて外に出やすくなっていることが原因です。こういった感じでまとめるとややこしくなりますが要約していくと、

〖髪の毛の表面や内側が健康な時よりも成分が少なくなる〗状態が「髪の毛が痛んだ」「ダメージした」状態という事ですね。

こう定義してから話を進めさせていただきますが、何かしらの原因で健康な髪から成分が減っていきさっき上げたような症状を感じて髪の毛が痛んだと感じてしまうという事ですね。この髪の毛から成分が減っているのはいつなのか?が痛むかどうかに関係してきます。よくカラーをしたら痛む。パーマをしたら痛む。と言いますが、カラーやパーマで髪の毛の成分が抜ける割合は10%ぐらいだそうです。その他90%の原因のほとんどが【髪の毛が濡れる。乾く。】ことで起こるそうです。髪の毛は放っておくと乾きますよね?水分の流れで見ると「髪の毛が濡れる」ということは髪の毛の中に「水分が入っていく」という事です。逆に「髪の毛が乾く」という事は髪の毛の外に「水分が出ていく」ということです。この「水が入って、出ていく」ことが髪の毛のダメージの大部分になります。

水の出入りがそんなに影響あるの?と思いますが、例えば砂浜の砂はなぜあんなに細かいのか?といった事や、蟻塚が増えた『島』が何年も潮の満ち引きが起こる事で『島が無くなった』という事実もあります。この島は蟻塚の細かい穴があいて潮の満ち引きで「穴に水が入る、出る」が繰り返されて徐々に削られていって最後には島一個がなくなってしまった。という話です。これぐらい水は力があります。毎日お風呂に入ったりシャンプーをしたりすることで髪の毛に水が出入りします。この影響で「髪の毛が痛んでいきます」。

カラーやパーマはダメージが起こるきっかけになります。もしパーマやカラーなどをしなかったら普段の生活で痛むことは少ないです。ただ今回はカラーしたらダメ!カラーしなければOK!という極論ではなく「なるべく髪の毛を痛ませない為にはどうしたらいいか?」というお話を進めていこうと思います。

なので確かにカラーやパーマは髪の毛が痛むきっかけになるのですが、そのダメージの大半が家で起こっていて更にお風呂場がダメージ進行の原因になるので家でのケアが大切です!と美容師が言う理由はそこにあります。良いシャンプーというのは髪の毛の中に水が出入りしたとしてもそれ以上にケア成分を髪の毛に補給できるもので、良くないシャンプーは水の力に追い付かないものや、むしろ髪の油分を分解してしまうものを言います。【追い付かない】という所も大切で、今の髪の状況によっては使った方が良いシャンプーも変わる可能性がありますよね?

「髪の毛の長さ」「その時のスタイル」など状況次第で髪のダメージが違う事もあるので合うシャンプーを探し続けるといいと思います。

ケアするときに気を付けた方が良いアイテムの順番を紹介します。

  1. シャンプー
  2. トリートメント
  3. アウトバス(ベース剤とか洗い流さないトリートメント)

です。シャンプーはプラスにもマイナスにもなります。汚れを落とすなど洗浄がしごとのシャンプーはモノによっては痛みます。なのでまずはシャンプーが大切になります。その次にトリートメントですが、マイナスは無いと思いますが、良い感じになるのも『治す』モノと『隠す』モノがあります。治すものはいいですが、隠すものは次にカラーやパーマをしたときに隠していたトリートメントが剥がれるのでダメージが表面化します。結果的にカラーやパーマで痛んだと感じやすくもなるという事です。これはダメージを修復しているわけでは無いけど表面にトリートメントで膜を作って手触りなどの質感を作ているので、カラーやパーマの油分を分解する力で油膜が剥がれてしまうという事です。最後にアウトバスは基本的に1日の効果なので積み重ねで良くなっていくというモノではありません(中には積み重ねになるものもありますがトリートメントほどではありません)。ですがその日の仕上がりや「綺麗に見えるかどうか」といった部分で効果は大きいと思います。なので毎日使った方が良いと考えています。

 

まとめると、『ダメージの大半が家での進行になる』→家でケアできれば痛みにくい。

という事が大切なポイントだと思います。

この他にも家でダメージにつながる事があるので、それはまた書きたいと思います。

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